『せいめいのれきし』
宇宙が生まれてから星が生まれ地球が生まれ、地球の中に生命が生まれ、それから生命がつながり、人間に至り、文明が生まれる。ギリシャ以前の文明までを描く。カンブリア生命大爆発とその後の3度の大絶滅を乗り越えて、生命はいのちをつないできて現在に至っている。
ビッグバンで宇宙が生まれてから、ずっと一貫して宇宙はひとつの主張をつづけている。高校の物理(化学だったかな?)で習ったことが僕の心にすみついている。それは、熱力学第二法則~エントロピーは増大する、ということ。ビッグバン以降、ずっとエントロピーは増大しつづけ、僕らの営みも、その大きな流れの中に常にある。そう感じている。
面白いのは、地球が誕生した当時は、放射能がたくさん発生している環境だったという説でその中でも生存できる生命がまずは誕生したというもの。どんな環境でも生命というものは発生する、というか生命の源となるものは常に存在し、われわれの目に生命と映る状態になるものは、生命の源となるもののひとつの形態に過ぎないように思う。最近そんな気がしてならない。
せいめいのれきし―地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし (大型絵本)
- 作者: バージニア・リー・バートン,いしいももこ
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1964/12/15
- メディア: ハードカバー
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