『生物多様性』
僕は高校生のとき、生物の授業が大っ嫌いだった。担当教諭が嫌いだったことも一因だったとは思う。それ以上に、物理や数学の方が暗記しなければならないことが少なかったからだとも思う。なんでこんなに種類があるんだよ、生物め!!と好きになれなかった。でも、年をとった(今年で僕も四十になる)からだろうか、生物の多様性に価値が思えるようになってきた。なんか実感として。理屈どおりに世の中動かないということが体で分かってきたからじゃないかな。
この本は、「わたし」の範囲を時空を超えて定義している。とっても面白い。
生物多様性 - 「私」から考える進化・遺伝・生態系 (中公新書)
- 作者: 本川達雄
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2015/02/24
- メディア: 新書
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