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zumaのはてなブログ

この世で一番好きなのは、本を読むことと歩くこと(「ぐりとぐら」風に♪)

『平家物語』

平家物語。『にほんごの話』でいうところの、ストックとしての文章。

印象に残る部分。①「祇王」の章では、清盛から祇王に対するパワハラ・セクハラ行為が載っていて、身につまされる。②「足摺」の章では、じだんだを踏んでいるのが、なんとも人間味がある。③「入道死去」の章では、お湯が沸騰するほどの高熱っていうような描写があり、そんな大げさなとも思うが、描写がいきいきしている。生きているにほんごっていう感じがする。あの時代は、現実が夢かなんてことはあまり大きな意味をなさなかったんじゃないだろうか、どっちも現実みたいな。そんな厳密な境目を感じない、逆にいまよりも言葉が力を持ってたんじゃないかな。

 音読することについて。実家の薪ストーブに使う焚きつけ(薪)を作るため、森に入るのだが、森はいろんな音に満ちている。背景雑音というべきか。ぱきぱきと音を立てながら小枝を適当な長さにさばいていく。そんなとき、本能をくすぐられるような感触があるのだが、音読するときも、普段使っていない感覚を刺激される感じがある。

文庫 声に出して読みたい日本語 1 (草思社文庫)

文庫 声に出して読みたい日本語 1 (草思社文庫)