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この世で一番好きなのは、本を読むことと歩くこと(「ぐりとぐら」風に♪)

C.G.ユングの「タイプ論」~内向と外向~

 

タイプ論

タイプ論

 

 

先日、「自閉症スペクトラム障害 外向型」という聞きなれない病名を耳にした。知り合いの精神科医に質問したところ、C.G.ユングの「タイプ論」を読んでから、専門書を読むと良いと助言され、早速、「タイプ論」を読む。

 

人は、内向と外向に分けられる。さらにそれぞれ、思考、感情、感覚、直観のどれかの機能が優位になることにより、そこに補償作用が働き、・・・というようなことが述べられているが、様々なところで参照できると思うので、ここでは割愛する。印象的だったのは、あるタイプに属するといっても静的(固定的)なものではなく、補償作用が働くので、動的な過程だということ。意識的には内向的であれば、無意識では外向的な反発力が働いたりする。

僕は、内向的思考型だと思う。外向型のことを知りたくて読み始めたが、結局自分に近しいところに興味がいき、そこを重点的に読んでしまう。

 

これは一般的な内向的思考型というより、僕の主観的な説明。

小さな頃から、自分の内側の世界で遊ぶのが好きだったし、今も好きだ。といっても、自宅でこもりきりだったというわけではない。外に探検にいくのは大好きだった。友達と遊ぶこともたくさんした。ただ、自分ひとりでいる時間も同じように楽しかった、ということだ。思考機能が優位な一方で、感情機能は抑圧されているので、感情表現が下手だったり、失感情(アレキシサイミア)になったりする。サブ機能として直観を働かせることにより、うまく切り抜けることができたりする。

 

そして、僕という一人の内向的人間という存在に興味が湧いてくる。