素人が専門外のことに首を突っ込むことについて
素人が専門外のことに首を突っ込むことについて
僕は「あり」だと思う。
論を展開するにしても、世間のいわゆる「論者」と呼ばれるような人が展開する論には、それなりの基礎的なルールというものがあるのだろうと想像する。たぶん、一定のルールを踏まえないと、そもそも「論を交える」という行為そのものがなりたたないだろうから。
最近は、専門分化が激しくて、専門外の人が発言すると、「門外漢が何を言ってるんだ」的な雰囲気になったり、攻撃されたり、ということもあるのだろう。僕はどちらかというと、攻撃されたりするような発言は控えてきた向きで、そういう危うい場には身をおかないようにしてきた。
でも、四十路を迎えたいまでは、こうも思う。そろそろ何か発言してもいいのではないか、と。専門外のことに発言する前に、そもそもある専門職が自分の専門ではない分野について関心をもち学ぶことは大いに結構であると考える。ようするに広い意味での「教養」を身につけるということ。そのうえで、ひとりの素人として、自分の専門ではない分野に、新鮮な視点を付け加えることは大いに結構ではないだろうか。
あとは、表現するうえで文章そのものの体裁も大事なのかな、とは思うが、とてもそこまでさくエネルギーも持ち合わせてないので、脊髄反射的に書いたこの文章でそのまま掲載する。