zumaのはてなブログ

この世で一番好きなのは、本を読むことと歩くこと(「ぐりとぐら」風に♪)

『戦争ごっこ』 核実験のニュースに思うこと

核実験のことがニュースになっている。

でも・・・下の動画を見ると(まあ見なくてもそうなんだけど一応)、これまでになされた核実験(というか核爆発というか)がざらっと見直せるんだけど、「はあ~」と思う。

アメリカでの最初の核実験『トリニティ』を皮切りに、ヒロシマで『リトルボーイ』、長崎で『ファットマン』、それ以降、僕が生まれた年(1975年)までにだいたい1400回程度の核実験が世界でなされているんだな、と。ヒロシマが20キロトン。その後は段々増えてメガトン単位になっている。この動画では1998年までに、2000回ちょっととなっている。

今回ニュースになっている核実験は、だいたい6~7キロトンくらいとニュースでやってた。でもこれまでの核実験は50メガトンとかそういうレベルのが何度もあり、そういうことを考えると、(今回のことは確かに脅威なのかも知れないけど)なんだかなあ、と思う。

"1945-1998" by Isao Hashimoto: CTBTO Preparatory Commission

また、放射能汚染という意味では、フクシマでの汚染は大きな問題だし、僕らにとって切実なんだけど、これまでの世界中での核実験による汚染は想像を超えるはず。まあ、なるべく人の住んでないところを選んでるんだろうけど、人はいなくても生き物はいるし、通りかかる人だっているはずだし(現にいたし)。 

『戦争ごっこ』という絵本(のようなもの)がある。一応、こども向けだと思うんだけど、内容は大人が読んでも、ずっしりと重い。だいたい冷戦時代が舞台となっていて、ソ連とアメリカがモデルになっている。今は冷戦が終わってかなり経つし、安全保障上の構造が変化しているが、本質的な部分は何も変わっていない。種としてのホモ・サピエンスとしてはほとんど変わってないわけだから当たり前といえば当たり前。使う道具が変わるだけだ。

ひとびとは、何を遊んでいるんだろう。 

せんそうごっこ

せんそうごっこ