zumaのはてなブログ

この世で一番好きなのは、本を読むことと歩くこと(「ぐりとぐら」風に♪)

『ツレと貂々、うつの先生に会いに行く』

 ツレがうつになりまして・シリーズをまとめて紹介することになる。この本は、ツレさんと著者、編集者が医師にうつについて教えてもらうという内容だ。特に印象に残ったのは、うつというのはいくつかの仮説はあるが、分からないことが多い病気だということだ。うつって不思議だな、やっかいな病気だな、という感想をツレさんたちとともに読者も(少なくとも僕は)感じる。堅苦しい形ではなく、対話形式でわかりやすく伝えてくれている。

もうだいぶ前のことになるが、厚生労働省は、これまでの四大疾病(ガン、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病)に精神疾患を加えて五大疾病にした。それだけ患者数も多くなっているし、当たり前の病気になってきているということでもある。誰かが精神疾患になったときに、少しでも敷居を低く、早期に治療につながりやすい状況を作っていくことが大切と思う。

ツレと貂々、うつの先生に会いに行く (文庫)

ツレと貂々、うつの先生に会いに行く (文庫)