zumaのはてなブログ

この世で一番好きなのは、本を読むことと歩くこと(「ぐりとぐら」風に♪)

オニさんオニさん何色がすき?~体力の限界

体力の限界を感じた。。。 娘と息子をつれて、自宅から歩いて3分くらいの公園にいく。しばらく、サッカーボール蹴ったり、木登りしたりしていると、近所に住んでいる子供が二人公園にくる。大体うちの子ど同年代。子ども4人と大人1人が同じ公園にいるとい…

素人の乱~リベラルアーツ教育について思う 『池上彰の教養のススメ』

乱、というほどの大げさなものではないが、素人が何を感じるか、考えるか、発想するかというのは、とても大事なことだと思っている。ある分野についての「専門家」といわれる人がいるとして、それ以外の「素人」というかその分野の専門家ではない人たちがい…

先人たちの知恵~備長炭を使ってみて

昨日、実家で忘年会をして親族が集まった。ホタテやカニなどを囲炉裏テーブルで備長炭で焼いて食べた。備長炭は煙がほとんど出なくてしかも火力が半端ない、なぜか?それは、炭素の純度が著しく高いからだ、という話が出てなるほどと思った(専門的には違っ…

『村上春樹の短編を英語で読む1979~2011』

「テキストをどう読むかは読み手の自由」という考え方がある。そういう意味では、あるテキストを読んでどう感じるか、どう解釈するかということは、ひとりひとりの読み手にある程度ゆだねられていることになるし、それはひとりの読み手である僕にとっても自…

『ハルキ・ムラカミと言葉の音楽』

僕と村上春樹氏の作品との出会いは、高校時代へとさかのぼる。当時、じぇいという友人が「これ、おもしろいよ」と薦めてくれたことがきっかけだ。それは『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』という本だった。 それ以降、僕は好んでムラカミ作品を読…

『鶴見俊輔語録 この九十年』

印象に残ったことば 「選集というのは、ありがたいものだ」という鶴見氏のことばがある。これまで出版された書物を読むだけでも全部を読むことは到底できない。ましてや、毎日新しく刊行されている書物も膨大なものであり、とても一人で価値のある書物を選び…

『自爆する若者たち』

戦争といっても、他国との戦争(防衛の場合もあれば侵略の場合も区別しがたい場合も)と、内乱がある。歴史的にそういうことが起こった原因を、ユースバルジという切り口から論じているのが面白い。 ユースバルジとは、ある程度の教育を受けていて栄養もたり…

『ラルース地図で見る国際関係』

僕は朝夕、世界の平和を祈っている。結構、まじめに祈っている。まあ誰しもそういう願いはあると思う。そして、平和について語るのならば、戦争が起きる力学のようなものを知っておかなければならないとも思う。 人類の歴史をひもとけば、そこには戦争が満ち…

実家の忘年会の準備~じいちゃん的なるもの

今日は毎年行っている実家の忘年会。午前中から子供を連れて行き、準備を手伝う。実家には薪ストーブのほかに囲炉裏テーブルというべきものがある。炬燵みたいなテーブルの中がくりぬいてあり灰を入れることができる。僕は息子とともに灰の掃除をする。まき…

『ツレと貂々、うつの先生に会いに行く』

ツレがうつになりまして・シリーズをまとめて紹介することになる。この本は、ツレさんと著者、編集者が医師にうつについて教えてもらうという内容だ。特に印象に残ったのは、うつというのはいくつかの仮説はあるが、分からないことが多い病気だということだ…

『7年目のツレがうつになりまして』

うつの治療は短期で終わることもあれば長期にわたることも多い。ある程度回復してもお薬を一定期間飲み続けることが、再発を防ぐことにもなる。主治医とよく相談しながら、服薬のことも、生活のことも考えていく必要がある。病気になる前の生活に戻すという…

『その後のツレがうつになりまして』

精神科ソーシャルワーカーとして、精神障がいのことをもっと知ってもらいたいということで、普及啓発のイベントを継続的に開催している。ある年に、『ツレがうつになりまして』の映画上映を市民会館大ホールで行ったことがある。 体験記ということで、あまり…

マモー、ミモー!!復活

www.excite.co.jp 先日、往年の人気コントキャラ、「マモー、ミモー」が局の壁を越えて復活したのを目の当たりにした。 25年ぶりの復活ということで、ミモー役のちはるさんもよくオファーをうけたな、とウっちゃんが言っていた。25年といえば四半世紀。…

『二十億光年の孤独』

昨日までの十億年、明日からの十億年を考える。そして、その間にある今日を生きる僕。カンブリア大爆発が起こったのがやっと五億年前だから、十億年ていうのは宇宙を感じる。そして明日からの十億年を想像するとどうなんだろう。地質学的には今の時代は人新…

年末の大掃除をする~作業ということについて

今年ももうすぐ終わるということで、年末の大掃除をする。僕は、窓の掃除などを担当。窓ガラス、サン、そして雨戸にもほこりが積もってドロドロになっている。それをひとつずつ水拭きしてから乾拭きする。バケツでボロ布を洗いながら、何杯も真黒になったバ…

歩くということ

歩くということが好きだ。近所を散歩する。市街の公園を歩く。丘陵公園を歩くのはちょっと山歩きっぽい。近くに1000メートル級の手頃な山脈があるので、そこを歩く。こうなると登山といって方が良いかもしれないが、ことさらピークを目指すというよりも…

ほんをよむということ~『世界でいちばん貧しい大統領から君へ』

人生というのは出会いである、と誰かが言った。ほんをよむということ、それは僕にとっては息をするのと同じくらい(まあ誰にとってもそうかも知れないけれど)、生きていくうえで欠かせないことだ。本が無い生活なんて考えられない!! この元大統領は、レジ…

息子とともに自転車に乗る

息子とともに自転車に乗り、息子の通う近所の保育園までサイクリング。抜け道とかは、意外と息子の方がよく知っていたりする。こうやって、一緒に時を過ごせることがありがたいことだな、と思う。 スターウォーズ123456を見直して、アナキン(=ベーダ…

『6度目の大絶滅』

5億年前のカンブリア大爆発のあと、生物は大絶滅を5度経験しているという。そしていま、多くの生物種が人知れずすでに消え去っている。人知れずいうのは、無関心によるものだけでなく、そもそも人類が把握できている種は、すべての生物種のうちのごく一部…

実家の落ち葉を集める

実家の落ち葉が庭にたまってえらいことになっていた。落ち葉を集めて処分する。軽トラ3杯分。熊手と竹ぼうきをつかって、落ち葉を集める作業は、思っていたよりも結構楽しい。落ち葉同士がこすれあってかさこそいう音、小枝をふむパキっという音、におい。 …

『にほんごの話』

かつて、『にほんご』という教科書的な本を谷川氏は作った。その本にからめた対談形式で語られる。①今の言語状況では、人は自分の言葉ではなく、他者によってすでに語られたことばとしてでしか語ることはできないのではないか、ということと、②ストックとし…

『平家物語』

平家物語。『にほんごの話』でいうところの、ストックとしての文章。 印象に残る部分。①「祇王」の章では、清盛から祇王に対するパワハラ・セクハラ行為が載っていて、身につまされる。②「足摺」の章では、じだんだを踏んでいるのが、なんとも人間味がある。…

『ツレがうつになりまして』

うつの体験記として、非常に読みやすく、とっつきやすい。以前からたびたび読んでいたが、自分がうつになって少し回復してきたときに、まず読んだ本。うつに限らず精神疾患というのは同じ病名であっても、症状のあらわれ方は、十人十色で個人個人違う。治り…

『身体知と言語』

僕自身は、これはソーシャルワーカー必読の書だと思う。ソーシャルワーカーにとって、自身の身体から発する態度と言葉が武器になる。身体を鍛えるには、福祉だけでなく、広く人間と社会についての知見を身に着ける必要がある。学ばなければならないことは、…

スターウォーズ

2003年の日記を見かえすと、コメント欄に、スターウォーズ45612を改めて見直したというやり取りがあった。そして今、最新作公開に際して、やはり456123を改めて見直している僕がいる。ひっさしぶりやで、前作までどんなんやったか忘れてしまうよ…

『生物多様性』

僕は高校生のとき、生物の授業が大っ嫌いだった。担当教諭が嫌いだったことも一因だったとは思う。それ以上に、物理や数学の方が暗記しなければならないことが少なかったからだとも思う。なんでこんなに種類があるんだよ、生物め!!と好きになれなかった。…

『雨月物語』

雨月物語を読む。古典の名作で、いま読んでも普通に面白い。僕の好みは、「浅茅が宿」。 改訂版 雨月物語―現代語訳付き (角川ソフィア文庫) 作者: 上田秋成,鵜月洋 出版社/メーカー: 角川学芸出版 発売日: 2006/07 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 35回 …

『せいめいのれきし』

宇宙が生まれてから星が生まれ地球が生まれ、地球の中に生命が生まれ、それから生命がつながり、人間に至り、文明が生まれる。ギリシャ以前の文明までを描く。カンブリア生命大爆発とその後の3度の大絶滅を乗り越えて、生命はいのちをつないできて現在に至…

『フランス革命史』

フランス革命について学ぶ。王が支配する封建制を打ち破ったもののその後もいろんな矛盾をはらんだ指導体制により、粛清の嵐が吹き荒れたりした。フランス革命に恐れをなした周辺諸国が手を組み、フランスを打倒しようとし、その局面を打開する過程で、ナポ…

『ナポレオン戦争全史』

フランス革命後のナポレオンによる戦争の記録が地政学的視点も交え、冷静に書かれている。 なぜナポレオンが勝ち続けることができたのか、そして衰退してきたのか。戦術的な具体的要因に言及している。 ナポレオンは戦術に革命を起こしたがゆえに勝ち続ける…