zumaのはてなブログ

この世で一番好きなのは、本を読むことと歩くこと(「ぐりとぐら」風に♪)

2015-12-30から1日間の記事一覧

『村上春樹の短編を英語で読む1979~2011』

「テキストをどう読むかは読み手の自由」という考え方がある。そういう意味では、あるテキストを読んでどう感じるか、どう解釈するかということは、ひとりひとりの読み手にある程度ゆだねられていることになるし、それはひとりの読み手である僕にとっても自…

『ハルキ・ムラカミと言葉の音楽』

僕と村上春樹氏の作品との出会いは、高校時代へとさかのぼる。当時、じぇいという友人が「これ、おもしろいよ」と薦めてくれたことがきっかけだ。それは『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』という本だった。 それ以降、僕は好んでムラカミ作品を読…

『鶴見俊輔語録 この九十年』

印象に残ったことば 「選集というのは、ありがたいものだ」という鶴見氏のことばがある。これまで出版された書物を読むだけでも全部を読むことは到底できない。ましてや、毎日新しく刊行されている書物も膨大なものであり、とても一人で価値のある書物を選び…

『自爆する若者たち』

戦争といっても、他国との戦争(防衛の場合もあれば侵略の場合も区別しがたい場合も)と、内乱がある。歴史的にそういうことが起こった原因を、ユースバルジという切り口から論じているのが面白い。 ユースバルジとは、ある程度の教育を受けていて栄養もたり…

『ラルース地図で見る国際関係』

僕は朝夕、世界の平和を祈っている。結構、まじめに祈っている。まあ誰しもそういう願いはあると思う。そして、平和について語るのならば、戦争が起きる力学のようなものを知っておかなければならないとも思う。 人類の歴史をひもとけば、そこには戦争が満ち…

実家の忘年会の準備~じいちゃん的なるもの

今日は毎年行っている実家の忘年会。午前中から子供を連れて行き、準備を手伝う。実家には薪ストーブのほかに囲炉裏テーブルというべきものがある。炬燵みたいなテーブルの中がくりぬいてあり灰を入れることができる。僕は息子とともに灰の掃除をする。まき…